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PORTFOLIO 実績紹介

和の意匠をストレートに表現した寿司店

祇園 鮨 忠保

和の意匠をストレートに表現した寿司店

古くからの伝統や歴史、そして建造物が色濃く残る祇園。趣があり風情溢れるその街は、今なお人々を魅了する人気のエリアです。「祇園 鮨 忠保」は、伝統的景観保全地区に指定されている祇園町南側の一角にオープンしました。

暖簾をくぐり扉を開けると、真っ先に感じる檜の香り。それもそのはず、今回木材はすべて檜を使用しています。その檜の香りに誘われ、1階に足を踏み入れると、どっしりと重みのあるカウンターがお出迎え。カウンターの席に座ると、彫刻の施された氷冷蔵庫と、天井板・組子格子で組み合わされた天井の意匠に一瞬で目を奪われます。大胆かつ華やかな意匠の一方で、彫刻を施した氷冷蔵庫の下には御影石を使用したり、扉に組み込まれたステンドグラス、また入洛仕上げと呼ばれる日本の伝統的な左官工法で施工した壁など、さりげないディテールの部分にも和の意匠を散りばめていきました。もちろん、意匠に重きを置くばかりではなく、カウンターから奥の厨房へと受け渡し可能な扉を設置するなど、使う側のオペレーションや動線も考慮し、使い勝手とのバランスを見ながら全体の意匠を纏めていきました。

2階は貸切専用のVIPスペース。こちらもすべて檜素材をベースに、”品の良さ”を損なわないように、天井には布のクロスに、鶴を掘り込んだ書院格子を用いて、先ほどの1階とはまた異なった雰囲気を感じさせる意匠にしました。照明が灯ることでそれらの意匠やカウンターに立つ板前さんを映し出すそのさまは、まさに舞台を鑑賞するかのごとく、お客様を魅了する空間です。檜の素材をはじめ、日本の伝統を感じさせる意匠、それを作り上げる工法や技術を、混ざりけなくストレートに感じられる空間は、少し忘れかけていた日本の感性を呼び起こしてくれるかのよう。その空間の中で食べる料理の数々はまた格別であろうと思います。

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店名 祇園 鮨 忠保
住所 京都府京都市東山区祇園町南側572-9
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広さ 45.4m2 / 13.6坪 竣工 2017

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