長年、健康的な食生活や環境問題を学んできたオーナーが、オーガニック食品の生産者との出会いを通して新しい販路の必要性を感じ、カフェ形態の飲食店を出店されることになりました。

「玄米を美味しく食べられるように」と調理法を研究され、店名にもある玄米をふっくらと焼いた「brown」というメニューが完成。それをメインとするオーガニックカフェを開きたいとのことでした。

スープも有機野菜などを使い、販売する飲み物やお菓子なども健康に気を使ったオーガニックな商品がたくさんあります。

そんな「Brown Brown Green」の空間のご要望は「ゆったりと落ち着きのある空間」。

物件の天井が高く、ゆとりは出ますが、天井が高いとどうしても出てしまう間延び感をなくす為、
大きめのボール型のペンダントライトを流れるように配置し、正面突き当たりにはミラーを貼ることで、このボール型ペンダントが奥まで続いているかのような視覚効果を狙いました。

全体は落ち着いたトーンに統一し、カウンターバックの清潔感のある白いタイルは間接照明で照らされ陰影が付き、このお店のもう一つのポイントとなっています。

物件がビル全体をリノベーションをされたばかりの建物の１Fだったので、
外観やビル共有エントランスからの出入り口から見える雰囲気が周りとマッチするようなデザインを心がけました。

カウンター什器は、セルフレジやスープポットのはめ込みなど細かなご要望をお聞きしながら設計し、オーダーメイドで制作。

出来上がり、器具を設置した時に誤差なくすっぽりとハマり、お客様にも喜んでいただけました。

青山という土地柄、外国の方も多く来店され、海外滞在経験のあるスタッフと旅行話で盛り上がりながら、お茶を楽しんでいらっしゃるそうです。
身体にやさしい食事と温かみを感じる空間、ゆっくりくつろげる素敵なオーガニックカフェとなりました。