こじんまりとしていながらもおしゃれな街並みとその雰囲気のよさが魅力の仙川。

成城にも近いということもあり、ファミリーや落ち着きある大人世代が多く住まうエリアです。

そんな仙川の駅前にオープンしたのがこちらのヘアサロン「BLANDO」。

”やわらかな、穏やかな”を意味する店名をコンセプトに、仙川の街と人のスタイルを鑑み、ナチュラルなカフェ風をベースにしながらもピリッとした辛口テイストを織り交ぜ、大人が心地よく過ごせる空間づくりを心がけました。

明るい空間にしたいというクライアントのご希望を受け、空間づくりのポイントになったのは間接照明の使い方。

煌々とした明るさではなく、ふんわりと包み込むようなライティングを取り入れることでやわらかさを出しています。

また、商店街の通りから見上げたときに目に入る天井部分にはパーゴラを設け、上から光が降り注ぐような印象を与えられるようプランニングしました。

それから特徴とも言えるのは、大きなレセプションカウンター。

スツールを置いてカウンター越しにお客様と話をしたり、サロンスタッフ同士のミーティングや閉店後のコミュニケーションスペースとしても利用できることを想定し、カフェにおけるバーカウンターをイメージしたこだわりのポイントです。

躯体の柱の凹凸が悩ましかったカットスペースは、壁を立てることで凹凸を隠しながら、隙間をすべて収納スペースにしました。

ミラーとミラーの間のドアはその収納扉です。

ヨーロピアンリゾートを思わせる石目調の床やアクセントカラーのネイビーを効かせたシャンプースペースはやや照度を落とし、下から浮かび上がってくるような間接照明の明かりでリラックス感を演出しました。