「焼き鳥だん須.」は、経堂駅北口の目の前にあるビルの地下に店を構えています。1976年、銀座で創業した焼き鳥店をルーツに持ち、二代目がここ経堂の地で、新たな一歩を踏み出しました。フランクでありながら落ち着いた表情を持ち、経堂らしいお店です。
名前から生まれた、動きのデザイン
店名「だん須.」の響きから私たちが思い浮かべたのは、ダンスや音楽が持つ軽快な動き。大将は音楽が好きで、奥様はダンスをされていることもあり、そうした“動きのある感覚”を好まれていました。そこで、このプロジェクトの軸を「リズム」と「動き」とし、軽やかさや流れを感じる要素を空間に取り入れました。

デザインコンセプト「Un-Blance」
均衡をあえて外すことで、整いすぎない親しみと温かさを宿す空間を目指しました。鋭角のカウンターや素材の質感、光の演出を重ねることで、動きのある表情が生まれ、この店ならではの個性をかたちづくっています。

距離を縮める、鋭角のカウンター
店内の中心に据えたのは、アシンメトリーの変形カウンター。あえて鋭角を取り入れることで動きが生まれ、独自の表情をもたらしています。お客様と大将の距離が自然に縮まり、会話が生まれる温かな場に。さらにお客様同士の距離も近づき、自然な交流が広がります。大将が出迎えるカウンターの角は、この店を象徴する存在です。

光と古材が織りなす、温かな空間
古材を活用しながら照明を埋め込み、“動き”を表現しました。設置にあたっては強度や耐震の確認を重ね、難易度の高いディテールにも挑戦。


ランダムに散りばめた灯りが音符のように浮かび上がり、店内をやわらかく包み込む仕上がりとなっています。

下引きダクトを採用することで天井まわりをすっきりと見せ、清潔感のある仕上がりとしています。

サインは内部の木に合わせてデザイン。外観と店内が自然につながり、統一感のある雰囲気をつくり出しています。

会話を育む、焼き鳥店のかたち
整えるのではなく、あえて「Un-Blance」を取り入れることで宿った温かさ。煙が立ち込める大衆焼き鳥でもなく、敷居の高い高級焼き鳥でもない。肩ひじ張らずに楽しめる、経堂にふさわしい焼き鳥店。その新しいかたちがここにあります。


DETAIL
店舗詳細
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DATA
店舗情報
- 店名
- 焼き鳥だん須.
- 住所
- 東京都世田谷区経堂2-2-4 第一越前ビルB1F
- 広さ
- 12.83坪
- 竣工
- 2024年3月








