澄み渡るような空と瀬戸内海の青を目の前に佇むのは、
元々県営海運倉庫だった建物をリノベーションした施設「ONOMICHI U2」。

サイクリストの聖地「瀬戸内しまなみ街道」の起点でもある尾道。
愛車を持ち込んで宿泊できるサイクリスト専用ホテルとして人気を集めるほか、
カフェやショップも入る複合施設として地域のコミュニティーの場にもなっている場所です。

そして地域にフォーカスした取り組みとして、もうひとつ見逃せないのが、
レトロな趣のなかに新旧さまざまなお店が軒を連ねる商店街。

少子高齢化や大都市圏への人口の流出で空き家が増え、
活気の薄れた商店街はいわゆる”シャッター商店街”となりつつあった尾道ですが、
空き家再生プロジェクトのもとで古い店の佇まいを活かした新店がオープンし始め、
いまでは外国人観光客にも人気のゲストハウスなど、個性あふれる魅力的なお店が立ち並びます。

民家をリノベーションしたゲストハウスは、
ぱっと見ただけでは分からないくらい、民家そのもの。
でも、これが人気なんです。

ローカルな日常の景色の中に再発見する地域の魅力。
これからさらにどんな姿になっていくのかが楽しみな街です。