店舗デザインのクロノバデザイン株式会社店舗デザインのクロノバデザイン株式会社

memu

PORTFOLIO 実績紹介

エスプリ感じる下町のとんかつ店

とんかつカンティーヌ ゆめみるこぶた

エスプリ感じる下町のとんかつ店

東急多摩川線下丸子駅。八百屋さんやお花屋さん、鮮魚店が並ぶどこか懐かしい雰囲気の商店街をのんびり歩きます。わき道を入ると仕事帰りのサラリーマンが入るような飲み屋が並ぶ一角に、ナチュラルなカフェを思わすお店が現れ、面白いギャップを感じます。このお店は「とんかつカンティーヌ ゆめみるこぶた」。その店名の通りとんかつ屋さんです。

ファサードは白と木でまとめられています。テイクアウトの小窓とドア、両方から店内の様子を伺うことができます。シンプルですが、小窓の上の少しレトロな印象の電球照明や建具のブラックの取手がデザインを引き締めるアクセントとなっています。

店内は、ホワイトをベースにグリーンのカウンターのみのシンプルな構成。外観と同じくカフェのような入りやすい雰囲気を感じます。オーナーシェフはカフェの空間がお好みで、女性も入りやすくリラックスできるデザインをご要望されました。そこでデザインコンセプトは「日本一かわいい とんかつ屋さん」としました。とんかつといえば大衆的な和風の定食屋さんというのが一般的なイメージですが、それをお店のデザインで覆します。

このお店はフランスでフレンチの修行をされたオーナーシェフがフレンチの手法を活かしたとんかつ屋さんです。お店のデザインもシンプルなだけでない、素材を活かしたデザインでフランスのエスプリをどこか感じさせます。例えばカウンターの材料は杉です。木目を活かした塗装や、お店の扉を開けたらすぐに目に入るカウンターの足置きには圧迫感を与えないデザイン、そして荷重がかかっても保つ構造で設置しました。床は以前の店舗の塩ビタイルを剥がし、モルタルがむき出しになった上にクリア塗装を施しました。塩ビタイルの跡が残っていますがそれもまた味わいになっているのが面白いです。

他にもお手洗いの壁面とカウンターの塗装部分どちらもグリーンで塗装されていますが、カウンターは明るく、トイレ側は少し暗く塗装して落ち着く空間を意識しました。このような小さい工夫の積み重ねが居心地の良さを生み出しています。

撮影にお伺いした際、通りがかりの方がお店の看板を眺めているのをオーナーシェフが気づき、テイクアウトの小窓から声をかけたり、お店でお食事された近所の方が撮影の様子を眺めながら「ここおしゃれで美味しいのよ」とおしゃべりしたり、オープンから2ヶ月、地域に馴染みはじめているのを感じました。居心地のよいカフェのように温い空間とフレンチの手法を活かした新しいとんかつのスタイルで心から満たしてくれるお店になりました。

STORE PHOTO

/
店名 とんかつカンティーヌ ゆめみるこぶた
住所 東京都大田区下丸子3-16-9 エルデ多摩川 1階左
Web https://www.tonkatsucantine.com/
広さ 50.6㎡/15.3坪 竣工 2019

COMMENT

この予算の中でよくぞここまで、と思えるクオリティの店舗を作っていただけて大変満足です。

関連するキーワード